いつもお世話になっております。
Osugi music instrumentsの大杉です。
外出自粛、テレワーク等でご自宅で過ごす時間が増え楽器を弾く方も沢山いらっしゃるようですね。
GW明けに収まる事は考えにくいのでまだまだこの状況が続きそうですが、ご自宅で楽器を弾く機会が増えた皆様にご注意頂きたい点についてお伝えできればと思います。
何に注意?
実は今、ネック折れの修理が異常に増えています。
「椅子に立て掛けておいたら倒れて折れてしまった」や、「ご家族の方がぶつかって倒れて折れてしまった」と言うご相談を多く頂いています。
折角自粛期間に弾こうと思っても折れてしまってはチューニングも出来ません。
角度付きのヘッドを持つギターは倒れるとほぼ確実に折れます。弦が緩んでいると折れずに済む場合もありますが、今の時期は不可抗力でご自身が注意していてもスタンドからギターが倒れる可能性がありますので、是非以下をお試し頂ければと思います。
・弾き終わったら弦を緩める
・弾き終わったらケースにしまう
・ケースを立てずに寝かせて保管
これをやっておけば絶対大丈夫とは言えませんが、倒れてしまう要因を排除する事でリスクはグッと抑えることができます。
最後にもう一つ。
万が一折れてしまったらご自身での修理はお控え下さい!
特にアロンアルフア等の瞬間接着剤は絶対にダメです。
製造、修理業者が使っているものと同じ接着剤でもしっかり圧着しないと強度が出ず、修理のやり直しで修理代金が高額になってしまう場合もありますので、折れてしまったらまず馴染みの業者さんへご相談下さい。もちろん当工房でも構いません。
ちょっと面倒かもしれませんが、おうち時間の充実にお役立て頂けますと幸いです。
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